映像記録

見た映画とかドラマについて

荷車の歌(1959)

TSUTAYA DISCASにてレンタル(2024/03/10~)

◆メーカー
発売元:新日本映画社
販売元:㈱紀伊國屋書店

◆監督
山本薩夫白い巨塔あゝ野麦峠視聴)

◆再生時間
144分

◆原作
山代巴(同名タイトルの小説)

◆特典
三國連太郎さんのインタビュー、監督・キャストの紹介

◆にゃんこ
出番なし

◆知ってる人
三國連太郎西村晃浦辺粂子

◆顔か名前を知ってる人
なし

◆印象に残った人、キャラ
なし

◆誰それに似てるのコーナー

東山千栄子さんに似てる人が出てるんだけど、キャスト陣の中に名前はない。でも何回見てもよく似てる。名前を調べようにも役名が分からなくてお手上げ。顔で調べようにも画像がない人が多くてこれまたお手上げ。あれは一体誰なんだろう?。

◆タイトルから想像する内容

荷車が生活の重要な役割を担ってて、多分荷車を使った仕事をしてるんじゃないかな。だからもし荷車がなくなったりでもしたらものすごく困ったことになりそうなぐらい貧しい生活をしてる夫婦の話。ちょっと『名もなく貧しく美しく』を連想させる。

感想。

1枚しかないのにこれも送られてきたので早速見ていくぅ。リストの1位に登録してる人がいるから早く返却しなくちゃと思いつつ、届いてからすでに1週間以上。すまねっす。水曜には返却するのでもうちっとまっちくり。過去に借りたもので今現在在庫なしになってるものがちらほらあるから、早くそれらも借りちゃわないと~とか焦ってるんだけど、さすがに全部の枚数チェックするのは流石に骨が折れるからねぇ。それでもちょっとずつ記録してはいるんだけど、その間にもどんどん在庫なしになっていく。悲しいねぇ。

毎日チェックしてると昨日までは在庫があったはずのものが、今日になって在庫なしになってることはザラ。反対にずっと在庫なしだったのがある日突然復活することもある。会員数がものすごいから、何かしら誤ってDVDを壊してしまった人たちが少なからずいるんだろうな~って予想。幸い私は今まで壊したこと無いけど、いつそんなミスするかわかんないからね。ちゃんと気をつけて扱わないと。さていつもの関係ない雑談を書いたところで、いざ視聴(笑)。

だいたいタイトルから予想した内容通りに話が進んでいってるかな。ただ三國連太郎演じる茂市がなかなかのクズ男だった。親に許可貰わずプロポーズするわ、お米一口くれという妻に、たったの一口でさえ渡さないわ、こりゃひでぇ。さらに自分が好きなら母親に尽くせときたもんだ。なんか不幸になるのが目に見えるようだ。

荷車を引くようになったのは流れもあるだろうけど、最初は大変だろうなぁ。慣れてくれば男も女も関係なく体力もついてちゃんと引けるようになるだろうけど、そこに到達するまでの食事とか睡眠とか、ちゃんとできるんかねぇ。お姑さんからこき使われそうな気がするんだけど~?。食事も残り物とか~。なんか悪い予感しかしないわ。

基本日本語なんだけど、ところどころ何言ってるかわかんないところがあったから、字幕あったら良かったな~。舞台は広島なのかな?。広島弁はわかるけども、江戸時代の言葉だから、やっぱわかんないとこもあるのよ。本当はちゃんと理解したいけど、聞き取れないんだから仕方ない。邦画なんだから字幕なんか要らないでしょ?って思うだろうけど、あるに越したことはないかな。今のDVDにはたとえ邦画でも日本語字幕あるんだけどなぁ。古い作品だから仕方ないのかな。

お姑さん以外にも常識人?と思った直後にやっぱ意地悪だわってなった。ずっとお米食べさせてもらえなかったなんてひどすぎ。それで元気な子供産めってか?。しかし実際は米より麦のほうが栄養があるんじゃなかったっけ。しかし母親は強しだね。体壊すんじゃないかって思ったけど、毎日毎日荷車引いて。けど幸せだったのかなって思うよ。

あ~これヒューマンドラマとして見るよりも、歴史物としてみたらすごい面白い。リアルな庶民の暮らしを知れてとても興味深い。それに気づいてからはすごいのめり込んで時間があっという間に過ぎていった。歴史的背景を知ると茂市のこともこの時代ならこれが当たり前の考え方だったんだろうな~と理解できた。そうやって育てられたらそういう行動とるし、言動になるよね。なのでクズは言いすぎた。ダメ男としておく(笑)。

きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。茂市やっぱクズ男だ。なんで妾を家に連れ込むんだよっ!!!。信っじられへん。奥さんが許したならまだしも手を上げて従わせようとするし。なんでそれで別れないんだろ?。娘たちが一緒に暮らそうって言ってるんだからさっさと別れて、子どもたち誰でも良いから一緒に暮らせばいいのに。現在でもたまにニュースになるけどなんでそんな人と別れないの?って事象がよくある。本当に理解不能。離婚したって周りに知られる恥ずかしさと、地獄のような生活を続けることを天秤にかけて、離婚しないことを選ぶなんてホント意味わからん。明治・対象・昭和ならまだ100歩譲って分からないでもないけど、今のこの令和の時代に離婚が恥ずかしいことって思う人の多いことが理解できない。純粋になんで?。

とこう考えるのは私が現代に生きてるからだろうなぁ。たしかにこの時代の女は虐げられてきたと思う。特に農家は。長男教という言葉を聞くことがあるが、跡取りは男しか認めないって風潮が昭和ぐらいまではたしかにあった。実際今でも天皇家が男しか認められてないことを考えると、そういう考えになっても仕方ないかな~とは思う。3年子なしは去れとかえらい男尊女卑だよなぁ。男に原因があるとはこれっぽっちも思い至らないんだろうなぁ。私から言わせるとアホらしい。

あれ?。ちょい役で出てる西村晃さん。読みはにしむらあきらだと思ってたんだけど、どこ見てもにしむらこうになってる。うそん。だって特典の三國連太郎さんのインタビューでもにしむらあきらって言ってたよ。同じ俳優仲間でそんな名前間違える?。途中で改名したとか?。でもこれも調べてみたけどどこにも書いてなかったんよね。意味わからん。

過去の日本の庶民の暮らしというものがよくわかった。そういう意味ではとても楽しめた。しかし茂市は嫌いだ。セキはとても素晴らしい人物だとは思うが、もっと楽な生活を送れたと思う。今の生活を選んだのは彼女自身なのだから。しかしラストシーンからは幸せだな~と思わせられたので、終わりよければ全てよしということでまあありなのではないかな~と。茂市が死んでからが本当の幸福の始まりだね。まぁ総合して評価はまあまあ良かったかな。いじょ。

最後に一言。
浦辺粂子さんは撮影時すでに良いお歳だったらしい(笑)。

今日のご飯
2024/03/10~12 えび豆腐、コーンスープ、デコポン


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