ペルセポリス（2007、フランス）

TSUTAYA DISCASにてレンタル（2024/02/26～）

◆メーカー
ポニーキャニオン

◆監督
マルジャン・サトラピ（初視聴）

◆再生時間
95分

◆原作
同タイトルの監督自身の作品

◆特典
なし

◆にゃんこ
野良黒猫様が一瞬。白黒だから本当に黒猫かはわからない（笑）。

◆知ってる人
なし

◆顔か名前を知ってる声優
カトリーヌ・ドヌーヴ

◆印象に残った人、キャラ
なし

◆誰それに似てるのコーナー
アニメなのでなし

◆タイトルから想像する内容

何故か20世紀の作品だと勝手にイメージしてたけど2007年作だった。たぶんジャケ写が白黒で『カンタベリー物語』とか『デカメロン』とかと似たような感覚を覚えたからかな。もちろん監督は違う人なんだけど、タイトルから似てる雰囲気が醸し出されてたの～。それに失礼な話全然有名じゃないと思ってたから、知ってる俳優さん一人もいないと思ってたら、超有名なカトリーヌ・ドヌーヴさん出演されてるし。本当に私が知らなくても有名な作品はまだまだいっぱいあるんだな～と実感。

感想。

この作品はもうずっと長いこと（と言っても3ヶ月ぐらい）リストに入れたまま、なかなか借りる機会がなくてやっと見ることができます。ジャンルにコメディーと付いてたから期待してしまうけれど、コメディーって難しいんよね。自分と感性があってればすっごい楽しめるけど、ベクトルがちょっとでもずれると反対に冷めてしまう。だから万人に認められた芸人さんっていうのはほんとすごい人たちなんだよね。まあ人間性は推して知るべし。てことで見ていきましょうかね～。

あれ？って思って確認したけど、やはり。今日のシンクロ（笑）。て書けるほど最近何かしらシンクロが起きるのよね。んで今日はと言うと、私過去に評価というかレビュー書いててそれを評価サイトにもってやってるんだけどね、それで今日評価する予定だったのが『シェルブールの雨傘』。そう、カトリーヌ・ドヌーヴさん主演の作品ね。あまたある作品の中で意図せずにこういう事があるからシンクロって面白い。

ちなみにカトリーヌ・ドヌーヴさんの出演作見てたら『ハンター』とか『ダンサー・イン・ザ・ダーク』とか見てたらしいのに全く覚えてなかった(^_^;)。『ハンター』なぞはもう内容も覚えてないという体たらく。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』はあまりに衝撃的（つまらないという意味で）すぎてしっかりと覚えているのに、出演されてたことが記憶にない。こうやってブログに書くときに名前見てるはずなのに。全く私ってば٩(๑`^´๑)۶。

( ﾟдﾟ)ﾊｯ!また他愛のないこと書いて、本編１分も見てない。どこで止まってるかというと最初のオープニング（笑）。いやだってさ～トイレに行きたくなってさ～、あ洗い物しなくちゃ～って洗い物してさ～、それから小腹がすいたから回転焼きでもレンチンするか～ってなってさ～、で『シェルブールの雨傘』のこと思い出して、その事書いてたら～ってしてたらもうこんな時間。昼の２時すぎに起きたはずなのに何してんだろ。今度こそ集中しなくちゃ。

えっアニメなの？。たしかに原作は漫画って書いてあったけど、実写化したんだと思ってた。うわ～意図せずこれは期待しちゃう。アニメってだけでなんか嬉しい。評価も一段階上がりそう。ただしつまらなかったらとたんに厳しくなっちゃうという諸刃の剣でもあるけど(^^)。最初のエスカレーターの場面でなぜか『プレイタイム』を思い出した。

アニメでコメディならもっと明るい内容かと思ってたら、えっらい重い内容だった。どうやらイランの歴史をなぞらえてるってことらしい。コメディーっていうのも、純粋なコメディーと言うよりはブラックコメディーと言ったほうが正しい。わたし的には笑えないかな。でも監督は実体験に基づいてるから、言うのも納得するけど関係のない私たちが口に出していい話ではない。っと思う。

でもそんな思いないようなのになんかスルッと見られる。そしてすごい充実感。たった10分しか見てないのに30分も見てるような気にさせられる。とても笑える内容ではないけれど、でも知識として得るには良い内容かな。アニメってホント頭にスッと入ってくるから素晴らしい。日本史とか昔話とかあるけどアニメにすると何でも勉強したくない人でも勉強できる良いツールだな～。数学にもアニメとかあるのかな。最近は因数分解とかさっぱり忘れてしまったので、また学習し直したいなって思ってるのよね。

調べてみたら数学のアニメっていうか漫画はあるにはあるけど、その簡単な紹介文を見てどれもこれも拒否反応が出て結局読みたいと思えるものがなかった。だって知らない単語ばっかりなんだもの～。もっとこうさ～簡単に数学を理解したいのよ。大学で習うようななんちゃら定理とか必要ないのよ。小学校高学年から中学1年程度の数学を学びたいの～。どっかにないものかしらねぇ。

基本的には面白いんだけど、ちょくちょく選民意識が見え隠れしてちょっと嫌だったな。職業差別もあったし。戦時中に娘を海外に留学させることができるのはきっと上流階級なんだろう。イランの身分制度ってどうなってるんだろ？。やはり上流階級の人たちは下の人達を見下すのかしら。そういう描写が出てきたりしてたから、やっぱそうなのかな。他国の文化だからあれやこれや言えないけど、でもやっぱ嫌かな。

う～ん。絵も構成も好きなんだけどいまいち楽しめなかった。途中まではなかなか良かったのよ。でも主人公があまり好きではなくて共感できなかったからなのかな？。監督の実体験を基に作られてるらしいのだけど、どこまで監督自身が反映されてるかわからない。この主人公がまんま監督の性格を表してるのなら、え～って感じ。だからなんか惜しいんだよね。絵が切り絵っぽくてすごい好きなんだけどな～。

ていうかさジャンルにコメディーって入れるのやめたほうが良いんじゃないかしら。これはallcenema側の問題だけど、コメディー好きだから期待しちゃうじゃん。そして裏切られたこと多数。正直この作品にコメディーってつけるのは納得行かない。それでも全体を通してならまあまあ合格ライン。この手の作品が好きな人には刺さると思う。アニメが好きなら反対にあまり受けられないかもね。てことでした～。いじょ。

最後に一言。
ちょっ、脇毛ボーボー（笑）

ペルセポリス [DVD]