映像記録

見た映画とかドラマについて

奇跡の海(1996、デンマーク)

TSUTAYA DISCASにてレンタル(2024/02/05~)

◆メーカー
アミューズ・ビデオ

◆監督
ラース・フォン・トリアーダンサー・イン・ザ・ダーク視聴)

◆再生時間
158分

◆原作
オリジナル(脚本は監督自身)

◆特典
わりと長めの予告編とスタッフ&キャスト紹介

◆にゃんこ
出番なし

◆知ってる人
なし

◆顔か名前を知ってる人
なし

◆印象に残った人、キャラ
なし

◆タイトルから受ける印象
感動大作巨編。

感想。
いつも貸出中でとても人気な感じのこの作品。視聴直前までその映画の情報を集めないので、上の情報書いてて監督があの『ダンサー・イン・ザ・ダーク』と知って激萎えしている(´・ω・`)。好きな人には申し訳ないが超絶あの映画私には合わなかった。どうしても可哀想より、イライラのほうが募ってしまって全然楽しめなかった。脚本もまた監督の手によるものなのでなおさら。ただジャンルがエロティックとなっててその点が唯一の楽しみ。

いや~私はけしてスケベではないが、昨今なかなかお目にかかれなくなってるので見られるものなら見たい、程度。なのでわざわざAVとか購入しないしましてやそういう手のサイトを訪れることもない。漫画の広告で中身が面白そうだな~と思って読むことはあるが、好んだり進んで見たりすることは稀。あ、でも最近見つけた中にタイトル忘れたけど、元魔王だったのに魔力がすっからかんになり元部下たちから凌辱されるってやつはおもろかった。ちなBL。どっかのサイトで独占配信してるんだけどそのサイトさえ忘れてしまった~(^_^;)。よくツイッター(現X)に広告出てるから次見かけたらメモしておこう。話が其れてしまったがいざ視聴。

うわ~やだ~。この主人公も嫌だ~。奇跡って宗教絡みなのね。まぁ主人公はたしかに自分勝手なとこあるけど、神と対話できてそうな雰囲気。神というか内なる神というか。誰しも心のなかに小さな神様がいる。とか考えるとなんかワクワクしない?。んでタイトルから想像するに、ヤンの身に大変なことが起きたけど奇跡によって回復するって感じなのかしら。あくまで想像だけどもしそうならどうしようもなくげんなり。どうかそうではありませんように。

愚かだ。あまりに愚かだ。本来愛とはかくも崇高で、かくも美しきもののはず。なのになんでここまで愚かになれるのだろう?。最初に危惧したような宗教色強めな話ではなかったけど、でもこの話の中で信じられている宗教はあまり良い感じがしなかったね。なんで女が発言したらだめなんだよ~(# ゚Д゚)。最初の方のシーンで確か埋葬にも女は参加できないんだったな。男だって女だって等しく女の股から生まれてくるのに。だっから宗教なんて嫌いなんだ。神はいると思ってるけど、宗教は信用してない。人間を信用して裏切られるより、目に見えないものを信用するほうが心理的に楽なんだろうね。

ベスが本当に神と対話してたのかはさておき、ベスが臨んだことが実際叶ったのは事実。どんな形であろうとも、ね。これが偶然か否かだけど、この世に偶然はないと思ってる私からすれば必然。一つの考え方としてはヤンに帰ってきてほしいと願ったベスが、無意識に念を飛ばして事故が起きた可能性。神の力だったとしても念を飛ばしたのだとしてもどちらにしろスピリチュアルになるか(笑)。

そうね、私の考え方としてはどちらかというとスピリチュアルに傾いてるかな。あ、でもこのまえ矛盾してることに気がついたんだよね。幽霊はいない、でも魂はある。どう違うんだっ、てね。ん、今まで生きてきた人生の中で幽霊というものを見たことがないからいないと信じてるけど、子供の頃はやっぱ怖かった。それがいつしか幽霊なんていないじゃ~んってなって、またここに来てあれ?ってなったんだよね。

いま自分というものを意識したとするじゃん?。じゃあその意識した自分って何?ってならない?。脳?、心臓?、目?。だから確実に魂はあると思うのよね。でもじゃあ肉体が死んだあとどうなるんだろう?って考えたら、中には幽霊としてさまよってるものもいるのかも知れないな~なんて。いつか自分が死んだときにこの世界の仕組みとか全て理解できるのかなぁ。

話が其れてしまった。今回ベス役を演じたエミリー・ワトソンさん。どうやら過去に何作か出演作見てたらしいのにま~~~ったく気づかんかった。『やさしい本泥棒』なんてキャストの順番が2番目だったから、えっあの女の子?ってなったのに別人だった。紛らわしい(苦笑)。日本語訳されてる作品で一番古いのがこれみたいだけど、もしこれを最初に見てたらすごい印象に残ってたはずなのにね。余談だがヤン役の人も何作か視聴済み。こちらも全く記憶にない。

二人の愛は本物だったのね。けど美しいかって言われたらう~ん・・・。エンディングのときに流れるパイプオルガンが奏でる賛美歌(宗教音楽に詳しくないから違うかも知れないけど)が美しいのに、見終わった私の感想は全然感動もしないし、良かった~とも思えない。ただ人間の愚かさが浮き彫りになっただけ。正直期待外れだったな~。いじょ。

最後に一言。
男の一物あり。私が見たのはモザイクありだけど無修正版もあり。(ありありありってアリババかよ)