映像記録

見た映画とかドラマについて

MUD マッド(アメリカ、2012)

<center>Huluにて視聴(2023/11/16~)

 

◆メーカー

販売元東宝

発売元アース・スターエンターテイメント

(今まではどちらかしか書かれてなかったのに今回は両方記入あったのでどちらも記載)

 

◆監督

ジェフ・ニコルズ(初視聴)

 

◆再生時間

130分

 

◆原作

監督自身による脚本なので多分オリジナル

 

◆特典

予告編のみ

 

◆にゃんこ

出番なし

 

◆知ってる人

なし

 

◆顔か名前を知ってる人

マシュー・マコノヒー(『ダラス・バイヤーズクラブ』の人か。見た目全然違くて全くわからんかった)

 

◆印象に残った人、キャラ

なし</center>

 

感想。

なんかちょっとだけ『スタンド・バイ・ミー』感。ボーンネック役の子が坊主頭でそばかす顔ってのもあって更に。多分話はぜんぜん違うんだろうけど、最初の導入部分なんかは特にそう感じた。とか思ってたらなんだキャッチコピーがすでに現代版スタンドバイミーなんだ。知らずに見てそう思うってことは、まんまと監督の策にハマってるってことか~。

 

でさ~ツリーハウス(この映画の中に出てくるのは違うけど)ってなんか憧れるよね。ちょっとした冒険感とか、非日常感とか。実際にはツリーハウスというものは映像の中でしかお目にかかったことないんだけどね。でもさ、こうなんていうの?何も起きるわけでもないのにワクワクしちゃう感じ?。大人になっちゃうとなかなかそういう体験できなくなっちゃうから子供のうちだけだよね。

 

何?。大人になってもワクワクドキドキの体験はできるって?。うんたしかにそれは否定しない。始めて行く場所とか初めて体験することとかは大人でも確かに興奮しちゃうよね。でもそれってお金かかるじゃん。子供の頃みたいに見るもの触れるものすべてが新鮮っていうあの感覚は大人になってから得ようとするとお金を払う必要があるよね。だから子供の特権だと思うんだ~。

 

マシュー・マコノヒーさんのこと『ダラス・バイヤーズクラブ』で初めて知ったんだけど、上でも書いたとおり全然イメージ違う。今作のほうが多分普段の姿だと思うのだけど、『ダラス・バイヤーズクラブ』は人の生死に関わる話だから、その必死さと話の内容とですごく印象に残ってる映画なのね。だからそのイメージで固まってるから正直違和感ある。『インターステラー』にも出てるっぽいけどごめん全く覚えてない(苦笑)。

 

子供に頼るしかないんだろうけど、近づくなとは言っても巻き込まないという選択肢はないんだ?。そんな危ない人から狙われてるのに、子供を巻き込むのはなんだかな~。いやそれしか方法がないのはわかってるんだけど、諦めるのも一つの選択肢だと思うよ?。でもその選択肢を思いつかない、もしくは思いついたとしても選ばない。う~ん大人としてどうかと思うよ?。本来なら子供を守る立場の大人が、ましてや全く縁もゆかりもない赤の他人の子どもたちが助けてくれるなんて感謝こそすれ、危険だとわかってる状態に巻き込むのはないな。女が悪いって言うけど結局男も同じ。お似合いだよ。ちなみにネックのおじさんは女にはだらしないけどまともだね。ちゃんと甥のこと大事にしてる。ちょっと見直した。

 

トムさんかっけぇ。もしかしたらこの映画の中で一番良い役なんじゃないの?。いざって時に現れて活躍し、そしてサラッといなくなっちゃうの。も~痺れるぅぅぅ。もともとそんなに失うものもなさそうだったから、結末としては一番幸福そう。他の人達は大なり小なり失うものがあったものね。一番被害が大きかったのはマッドに殺された男の父親。この人も巻き込まれただけで、復讐しようとしただけなのにね。まあろくでもない男らしかったけど。見方を変えてこっち側視点だと、見事復讐を果たしてめでたしめでたしってなる世界線もあったね(笑)。

 

んで見終わっての感想だけど・・・う~ん。正直そんな感動も感慨も何もなくごくごく普通としか思えなかったかな。善人が少なくてどちらと言うと悪人が大多数。悪人というのは言いすぎだけど、あまりお友達にはなりたくない種類の人達だらけだったな~。子どもたちだって結局は人を殺した人を助けたわけだし。なんか善悪の観念がバグってる映画だったな。いじょ。

 

最後に一言。

殺された人のお兄さんは、最初こそ主人公殴っちゃったけど最後子供開放したりとか根は良い人なんじゃないかな。育った環境が変わってたら。