映像記録

見た映画とかドラマについて

イントレランス(1916、アメリカ)

図書館にてレンタル(2024/09/10)

◆メーカー
アイ・ヴィー・シー

◆本編再生時最初に表示される会社、もしくは個人
なし。いきなり本編。

◆監督&脚本
D・W・グリフィス(初視聴)

◆原作
オリジナル

◆再生時間
165分

◆特典
淀川長治さんの解説を特典と言うならあり

◆にゃんこ
最初の方で犬か猫か分からぬペットが登場。どっちだろう?(^_^;)。
豹かピューマチーターかわからないけどネコ科の大型動物がほんの数秒。

◆知ってる人
なし

◆顔か名前を知ってる人
なし

◆印象に残った人、キャラ
なし

◆誰それに似てるのコーナー
なし

◆ミリしらコーナー

まずタイトルの意味がわからんので、早速調べてみた。耐えられないこと。許せないこと。とのことだから、もしかしたら腹立たしい内容なのかもな。あまりに理不尽な目にあって、タイトルからしたら報われることもなく、ラストも惨めなまま終わったりとか?。悪人が今までの悪いことが全て明るみに出て、その結果耐えられないような境遇に陥ってしまったのなら痛快なんだけどね。


◆あらすじ

社会の不寛容のため、青年が無実の罪で死刑宣告を受ける製作当時のアメリカ、不寛容なファリサイ派のために起こったキリストの受難、イシュタル信仰興隆に不寛容なベル教神官の裏切りでペルシャに滅ぼされるバビロン、ユグノーに対し不寛容な宗教政策によるフランスのサン・バルテルミの虐殺。それぞれの四時代を並列に描き、イントレランス(不寛容)をみせていく。
<by watchapedia>

 

◆見たきっかけ&次に見る予定の作品
IMDbと言う映画評価サイトでおすすめされたもの
今までの評価を参考にというよりも
直近で評価したものと似た映画が上位に表示されやすいように思う。
しかも評価はあまり関係なくとにかくこれ見たならこれも好きでしょ?的な。

6才のボクが、大人になるまで。 - 2014
『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』を見たからだって。
ちなみに昨日の時点では違うものが表示されてた。
しっかしこれもまた長編だな。
今までは合致度高いものにしてたけど次回から一番低いものにしようかな。

 

感想。
淀川長治さんの解説で最初に知らない人はいませんねって言われてるんだけど、すみません知りませんでした。そこまで有名なんだ。監督名も知らないぐらいだから私ってほんとニワカ。無声映画といえばチャップリン、ぐらいしか出てこないなんてほんと浅い。しかし最近無声映画見ることが多いな。これも内容とか全く知らずにただおすすめされたから借りただけなんだけどね。これ評価した直後に表示させたらまた無声映画おすすめされたりしてね。

これ編集してて気づいたんだけど、2時間以上もあるの~。いや3時間近いか。でもオムニバスで計4話だから飽きずに見られそう。しかしこの時代にこの長さの映画撮るなんて相当お金かかってるんじゃないかなぁ。いやこの時代だからこそか、今は少なくなったけど、古い時代は3時間近くある映画ってよく作られてたよね。『風と共に去りぬ』『ベン・ハー』とか。ちょうどこの2作はすでに視聴済みだな。や、調べてみたらそんなに多くなかった。でも『ゴッドファーザー』や『ロード・オブ・ザ・リング』に『タイタニック』とか見てるものが多かった。

流石に時代が時代だから画質が悪いね。正直ちょっと見づらい。これで3時間近くあるのは苦痛かも。まあ1話見るごとに休憩しましょうかね~。4話だから1話45分くらいよね。それならドラマ1話分に相当するからそんな苦労せずに見られるはず。

オムニバスだから1話ずつ話が進むのかと思ったら、ところどころ話が飛んで違う時代になる。これってオムニバスっていうよりザッピングっていうんじゃない?。直接繋がりはないけど、チャンネルを変えるように次々と全く関係のない話に切り替わるの。同じテーマだから全く関係ないってことはないか。

ミリしらのところでは耐えられないこと、許せないことって書いたけど実際は不寛容というのが共通のテーマらしい。今まで多分1回も使ったことのない言葉だけど、要は相手の価値観を受け入れられないっていうのが一番わかり易いのかな。たとえばコロナ禍でワクチンを打つか打たないかで論争が起こるぐらいだったのがいい例。本人がやりたいようにすれば良いんじゃね~とは思うんだけどね。

一番厄介なのは、自分は正しいだからどんなことをしても許されるし、人のためなんだって思ってやってる人たち。たとえそれが他人からは非難されるようなことであっても、自分は正しいと思ってるからなぜ非難されるかわからない。そして非難するような人間は悪い奴らだって認定してしまう。だって自分が正しいんだからね。前あったなぁ。ホームレスの人が飼ってる犬を無理やり保護しようとした保護団体の人たち。一概にはどっちが正しいとは言えないけど、無理矢理は良くないと思うなあ。

バビロンの戦闘シーンはものすごい迫力があって、カラーだったらいやせめてもう少し画質が良ければって思うと残念でならない。多分AIとか使えばカラーでリマスターできるのかもしれないけど、なんかそれは違う。この頃の技術と見せ方で見ることに意味があるのよ。バビロン編の音楽もよい。Blu-rayでも出てるから画質も向上したものなのかと思ったら、どうやら内容はDVDのものと変わらないらしく、それならBlu-rayで出す意味はあるのだろうか?と思ったり。

いつも疑問に思うんだが、なんで不用意に凶器に触るんだろう?。たとえ目の前にあったとしても触る気持ちがわからん。それによって犯人でもないのに犯人に仕立て上げられたりっていう話が山のようにあるけど、そんな簡単にみんな触るもんなんかね。犯罪が身の回りにない人だったら特に。話の展開としても人間の心理としてもマジ意味わからん。

ラスト30分辺りからいきなり年代が切り替わったと思ったら元に戻ったりと、すごい入れ替わりが激しくてあ~クライマックスだな~って感じ。ただ今までは年代が変わるときは字幕が入ってたのに、それが無くなってほんといきなり変わるからすごい分かりづらかった。あと割合的にキリスト編が他と比べて少なかったかなぁ。

面白いか面白くないかで言えば正直そんなに面白いとは思わなかった。ただすごいとは思った。この時代のこれだけ長編の、ましてカメラもまだそんなに良いものではなかっただろうにこれだけのものが作れたのはひとえに監督の賜物だろう。その点は評価できる。歴史的関知からも見て損はないし、無声映画を見るならぜひおすすめしたい1本だな。全体的に悲劇だけれど現代編だけは希望が持てた。他の3つは歴史的事実にのっとってるからかもな。まぁとにかく見とけ~。いじょ。

最後に一言。
今日の不思議な因縁。8日にシンプソンズ見てたらモーゼが登場。今日『イントレランス』見てたらまたモーゼがの話が。ううむ。全く関係ないのに。毎日書いてないけど毎日細かい現象は続いてる。

今日のご飯
2024/09/10
厚揚げとブロッコリーのレンジチャンプルー、もずく酢、すもも、酢ドリンク